第10回

三菱自動車リコール隠し事件
工学コミュニケーションの基礎(EE0

黒田 聡

  

 エンジニアの仕事にはリスクの程度を推し量ったり製品安全を確保することが含まれ、客観的な指摘やリスクの可視化を業務として担う機会が少なくありません。ここでは、読み手の偏見や先入観を取り除くためのコミュニケーションが求められます。
 人間には、多少の異常があってもそれを正常の範囲内としてとらえ、心を平静に保とうとする働きがあります。これを正常性バイアスと呼びます。心が過剰に反応して疲弊することを防ぐ働きですが、対応が遅れたり、対応自体を忌避する結果に繋がることがあります。正常性バイアスを取り除くためには、単にデータを示すだけでは足りません。書き手側と読み手側のギャップを埋めるストーリーを考えて、コミュニケーションに取り組みましょう。

実習課題:安全性に関する報告書のストーリー作成

EE02実習-200610.docx

EE02実習教材_はじめての工学倫理_p046-049_p231.pdf

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