第1回

ロジカルライティングとテクニカルライティング
工学コミュニケーションの基礎(TW01)

黒田 聡

 テクニカルライテイングは、技術文書(開発仕様書や取扱説明書など)における表現術として、企業で広く使われています。書き手と読み手の間に双方またはどちらかが知らない概念・言葉が含まれる情報を書くときに用います。
 テクニカルライテイングを用いて書かれた文章は、図表などのビジュアル要素と組み合わされて、理解しやすい形に配置され、読み手に届けられます。ビジュアル化や情報配置の方法、文書としての品質を確保するための工程を包含した表現技法を、テクニカルコミュニケーションと呼びます。

興味を持った方は、下記も読んでみましょう。
テクニカルコミュニケーションの基礎(2019)第1回
参照箇所は教材C:5.テクニカルコミュニケーションとは
テクコミュ190411_教材ABC.pdf

資料:テクニカルコミュニケーション(表現術)2019

2019年に全7回の講義を行いました。

第1回(2019年4月11日)
テーマ:テクニカルコミュニケーションとは何か需要、社会的貢献、技術、適⽤例から学ぶ
相手が知りたいことに応える技術「テクニカルコミュニケーション」の概要を事例を通じて学ぶ。また、AI 活用が進む時代の知的業務に携わる産業人に求められるコミュニケーション技術に触れるグループ討論を通じて、本授業を学ぶ意義を確認する。

テクコミュ190411_教材ABC.pdf

第2回(2019年4月18日)
テーマ:テクニカルコミュニケーションとは何か需要、社会的貢献、技術、適用例から学ぶ
相手(クライアント)が知りたいことに応えるテクニカルコミュニケーション技術の特性を、情報源、社会的役割、技術、適用対象の観点から学びます。2回目の授業では、アカデミックライティングとの対比を通じて、産業人に求められる技術に触れます。

テクコミュ190418_教材ABC.pdf

第3回(2019年5月9日)
テーマ:読み手(ユーザー)指向の徹底。プロセスから学ぶ。
相手(クライアント)が知りたいことに応えるために欠かせない読み手(ユーザー)指向の徹底を、情報をつくるプロセスから学びます。3回目の授業では、テクニカルコミュニケーションが⼯学に属する理由と、なぜ産業人に求められる技術なのかにも触れます。

テクコミュ190509_教材ABC.pdf

第4回(2019年5月16日)
テーマ:読み手(ユーザー)指向の徹底。求められるのは5W1H+1E(Experience)。
相手(クライアント)が知りたいことに応えるために欠かせない読み手(ユーザー)指向の徹底を、情報の構成から学びます。4回目の授業では、テクニカルコミュニケーションに固有の「体験価値(Experience)の追求」について、事例を通じて触れます。

テクコミュ190516_教材ABC.pdf

第5回(2019年5月23日)
テーマ:表現設計のコツ。認知科学の視点から学ぶ。
相手(クライアント)が知りたいことに応える情報のつくりかたを、認知科学の視点から学びます。5回目の授業では、作り手側の意図と読み手側の解釈の乖離を認識して、これを解消するための表現設計のコツについて、事例を通じて触れます。

テクコミュ190523_教材ABC.pdf

第6回(2019年5月30日)
テーマ:ライティングのコツ。情報デザインの視点から学ぶ。
相手(クライアント)が知りたいことに応える情報のつくりかたを、情報デザインの視点から学びます。6回目の授業では、必要な内容が効果的に読み手に届くように情報を整理するためのライティングのコツについて、事例を通じて触れます。

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第7回(2019年6月6日)
テーマ:コンプライアンスでリスク低減。知的財産権だけではない法令要求を学ぶ
相手(クライアント)が知りたいことに応える情報のつたえかたを、コンプライアンスの視点から学びます。7回目の授業では、コンプライアンスとそのリスクを物語る事例に触れて、その遵守には欠かせないプロセス「校閲」を学びます。

テクコミュ190606_教材ABC.pdf